この記事は2011.01.13にteams前身サイト草野球オンラインのに掲載されたものを再掲載しております
今回、ミズノ株式会社の協力のもと、ミズノ社が誇るグラブとバットの“製造基地”への潜入取材が決定。
取材日前日夜。 編集長とともに一路姫路へ。 姫路駅に到着後、翌日からの取材の作戦会議を経てホテルに宿泊。 翌朝、今回の取材調整から取材終了までの間の寝食を共にさせていただくミズノ社の野球事業を支えるスペシャリストの方々3名と合流し、まだ薄暗い中、取材先へと向かう。
取材1日目は、グラブマイスター岸本氏が勤める(株)ミズノインダストリー波賀(兵庫県宍粟市)のグラブ工房へ。
グラブ工房のある(株)ミズノインダストリー波賀(兵庫県)
ミズノインダストリー波賀の下駄箱は好きなチームの場所を選んで入れる。
入り口にはミニ硬式球に日付が刺繍されたカレンダー。これは商品化してほしい・・。
現地に到着し、会議室に通されるといきなりグラブマイスターの岸本氏が登場。 プロ野球キャンプを2週間後に控え、 今シーズンのプロ野球選手用グラブの仕上げ時期という非常に忙しい中、朝のブリーフィング、ランチ、夕方からの取材、そして、夜の会食までと、貴重な時間を割いていただき、グラブ作りの真髄をじっくり伺うことができた。 その内容は後日、この草オンの中でじっくりと余すことなく伝えていきたい。
岸本マイスターと挨拶が終わると、いよいよ工房に潜入。午前中は、まず工房全体を作業工程順に概要を紹介いただき、午後の詳細取材の下準備に入った。
午前中を終えた時点で、われわれの想像をはるかに超える作業景色に圧倒される。 この工房は、プロ野球選手のグラブが製作されている他、ミズノ製品の販売店(K-KLUB)にて受付を行っているオーダーグラブ、2010年に誕生したオプションオーダーも製作されており、 実際のプロ野球選手のグラブが製作されている同じ工房の中でクラフトマン(技術者)の手を通じてひとつひとつ丁寧に仕上げられている。 工場というよりは、手作り工房と言った方が適切であろう。
ランチの後は、再び工房に戻り、実際に注文されていたオプションオーダーのグラブ製作の全過程をひとつひとつ徹底取材させていただいた。 すごい技術、ノウハウの集積、独自のツールの数々。。。 それはそれは、圧巻であった。 後日の詳細レポートをぜひ期待していただきたい。
そして、工房取材の最後は、米メジャーリーグ・イチロー選手(シアトル・マリナーズ)や松井選手(オークランド・アスレチックス)をはじめ、多くのプロ野球選手のグラブ作りを手がけているグラブマイスター岸本氏の“個室工房”にて編集長がインタビュー。 普段聞けない話満載のインタビューとなった。 これまた、後日のレポートを乞うご期待。
自身のプライベート工房で作業をされいる岸本マイスター。
岸本マイスターにインタビュー グラブマイスター 岸本 耕作氏「品質は工程で作り込んでいく」
夜は近くの居酒屋さんで、岸本マイスターを交え、“取材二次会”へ。
朝から晩まで、グラブ三昧。 世界最高峰のグラブ工房、クラフトマンの技、そして名人のお話。 グラブ作りの本質に触れられた貴重な貴重な一日であった。
取材日2日目は、「現代の名工」にも認定されているバット名人の久保田氏がおられる岐阜県養老町にあるミズノ テクニクス株式会社のバット工房に取材。 プロのバット製造工程の視察と久保田氏へのインタビューを行い、バット作りの真髄に迫ります。
Comments