1回裏 「熱中症」に気をつけよう!!
暑い日が続いていますね!!暑い夏に起こりやすいものと言えば「熱中症」。 スポーツ以外でも暑さによる「熱中症」の被害が多く報道されていますね・・・ 特に屋外で行われる野球は熱中症の発生頻度の高いスポーツ。 この時期、高校野球を見ていてもプレーの途中に筋肉が「けいれん」して試合が中断する場面を見ることがあります。 「練習中に水を飲むな!!」世代の方も多いと思いますがNGですよ。 しっかりと水分補給をしましょう。
①熱失神
皮膚の血管拡張によって脳の血流量が減り血圧が低下。 脈が速くなり「めまい」、「失神」、「顔面蒼白」になる。
②熱疲労
脱水による症状で「脱力感」、「倦怠感」、「頭痛」、「吐き気」。
③熱けいれん
大量に汗をかき「水」のみしか補給しなかったため血液の塩分濃度が低くなり筋肉に痛みを伴った「けいれん」が起こる。
④熱射病
体温の上昇により中枢機能に異常をきたした状態。 意識障害(反応が鈍い、言動がおかしい、意識がない)がおこり、死亡率が高い。
熱射病(④番の場合)はすぐに救急車。一刻も早く病院に運ぶこと。 救急車が来るまでに「脇の下」、「太ももの付け根」の太い血管があるところにアイスパックをあてるなどして体温を下げること重要。 ①~③番で「吐き気」や「おう吐」のため水分補給ができない場合は、病院で診てもらう必要がありますが、涼しい場所で衣服をゆるめて寝かせ水分補給をすれば通常は回復することが多いです。
「水分補給」が大事なのはわかっているけど何を飲めばいいのか? 普段の生活の中での喉の渇きでは「水」で十分ですが、大量の汗をかいた後に「水」だけの補給だと「けいれん」が起こりやすくなってしまうため「スポーツドリンク」の補給が必要。 色んなメーカーからスポーツドリンクが出ていますね。大体のものには電解質(ナトリウム、カリウムなど)が入っていますがしっかりと成分表示を見て購入しましょう。 「ビールも水分じゃない?」って確かにそうですが・・・ 暑い日のビールがおいしいことはよ~くわかりますがアルコール類の水分は「排尿」を促すため体が脱水状態なってしまい危険です。 試合中と試合直後はグッと我慢しましょうね!!
冷えたものを少量ずつこまめに摂ること。
ゴクゴクと一気に飲み込まない。 特に冷えたものを飲む場合は飲み方の注意が必要です。 冷えすぎたものは一度口の中に含んでちょっとぬるくしてから飲んだ方が胃腸への負担が少ないです。 「スクイーズボトル」ってありますよね? 「押しつぶす」、「絞り出す」ことによって一定量の水分が出てくるボトル。 ペットボトルだと一気に飲みすぎることが多いため一気に飲みすぎないためにもスクイーズボトルでの水分補給はオススメです。
スポーツをする際には「氷」があると何かと便利。 冷やせるし溶けたら飲める。コンビニでロックアイスを購入しておくことが良いでしょう。 最近のアンダーシャツは機能性、通気性が進化しているため以前に比べてプレー中に感じる暑さは軽減しているように私自身は思います。 まだまだ暑い日が続きます。 暑い日だけに起こるとは限らないのが熱中症の怖さ。 熱中症に気をつけながら「熱く」「楽しい」みなさんのハッスルプレーを期待しております!!
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