4回表・・・草野球に多い怪我(1)
寒い日が続きますね・・・ 今年もよろしくお願い致します!!
前回の「寒さ対策」でもお話ししたように 気温が低く寒い日の方が怪我は起こりやすい・・・ 私が勤務している治療院にも草野球による「怪我」で来院されることが多くなります。 今回は草野球に多い怪我をいくつか上げてみました。
「○○選手が肉離れにより登録抹消」よくスポーツ新聞で見る記事ですね。
「肉離れ」とはどんな怪我なのか??
簡単に言えば筋肉が急激に「収縮」されることによって損傷、もしくは部分断裂、完全断裂してしまうこと。
■二塁からホームに走っている時に「ピキッ」となった。
■一塁にベースを駆け抜けた時に「ブチッ」となった。
「プチッ」、「ピキッ」、「ブチッ」 怪我をした時の状況を聞いてみると このように表現されることが多いです。 草野球での肉離れは「ふともも」、「ふくらはぎ」の「後側」を痛めることが多く 頭の中でイメージしているよりも体がついてきていない時ほど 「肉離れ」にはなりやすいようです・・・ 運動時に限らず日常生活の中でも肉離れは起こる可能性があります。 最初はあまり痛くなくても後から少しずつ痛みが増してきて 熱を持ち腫れてくることもあります。
打撲は「強くものがぶつかる」ことにより傷がない軟部組織の損傷です。 草野球の場合は顔・頭・腕・足など全身のあらゆる部位に起こる可能性がありボールが当たるだけではなく走塁時、守備時に「人」との接触による打撲も考えられます。 ■厳しいインコース攻めによるデットボールによる打撲 ■自打球がふくらはぎの内側に当たり打撲 ■イレギュラーバウンドと捕り損ねて顔面部の打撲 ■クロスプレーによる野手との接触による打撲 打撲した部分は炎症を起こすため「腫れ」、「赤み」、「熱感」が出ます。 軽度のものは時間が経つにつれて自然に回復しますが 強く打撲したものだと血管が破れるため内出血を起こします。 内出血によって打撲した部分の「腫れ」がひどくなると神経が圧迫され 痛みやしびれなどの症状が出ることがあります。
関節には骨と骨とをつなぎ止めるための「靭帯」があります。 捻挫とは外力によって関節の可動範囲を超えるような動きをした場合に 関節をつなぎ止めている靭帯が損傷されてしまう怪我です。 草野球の場合は「ベースを踏み損ねた」、「スライディング」をした時などに足首を捻りやすい・・・ 足首は複数の靭帯で色んな方向から支えられているため 受けた外力の大きさや方向によって損傷する部位が変わります。 また関節の「痛み」、「腫れ」、「内出血」の程度がどれくらいなのか?? によって捻挫の重傷度が変わり数日経っても ■腫れがひかない ■体重をかけると「強い痛み」が起こる ■内出血がひどい ■捻挫をした時に「バキッ」と音がした 上記のような場合は「靭帯の断裂」、「骨折」が疑われることもあるので 必ず病院でドクターに診てもらいましょう。
肉離れ、打撲、捻挫に共通して見られる症状としては
■腫れ ■熱感 ■押すと痛い ■赤くなる
まずは必ず「冷やす」こと。 怪我をした場合の応急処置についてはまた別の機会でお話ししましょう。
今年も1年間、草野球を楽しんで行きましょう!!
コメント