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ゲンのベースボールイングリッシュ:【LESSON1】本場アメリカの野球英語





ゲンのベースボールイングリッシュへようこそ! このコーナーではこれから、日本の野球で使われている用語やフレーズが、本場アメリカの野球英語ではどう言われているのか、その違いを紹介していきます。 内容についての質問や疑問、「これはどう言うの?」など、聞きたいことがあれば遠慮なく問い合わせしてくださいね。 それでは、第1回目いってみましょー!



文法的にはフォアボールは間違った英語で、正しくはfour balls(フォー ボールス)です。英語にはフォアボールを意味する単語が数多く存在します。 例えば、公式にはbase on balls(ベース オン ボールス)で記録にはBBと記されることが多いですし、その他、free pass(フリーパス)やfree ticket(フリー チケット)といった言い方もあります。 また、ちょっとマイナーかもしれませんが、Annie Oakley(アニー オークレー)という言い方もあり、これは有名な射撃の名人アニー・オークレーに由来しています。


フリーパスとも呼ばれるフォアボールですが、昔の観戦フリーパスチケットにはパンチで開けられた穴があったそうです。 この穴が、投げたトランプを銃で打ち抜くことで有名なアメリカの射撃名人アニー・オークレー(1860年生まれ)が開けた穴のようだったので、フリーパスと呼ばれるフォアボールまでアニー・オークレーと呼ばれるようになりました。



日本語では、バッターにボールが当たった後にボールが死ぬことから、デッドボールと呼ばれるのかもしれませんが、英語ではhit by pitch(ヒット バイ ピッチ)略してHBP、もしくは、hits batsmen(ヒッツ バッツメン)略してHBと言います。 その他、plunked(プランクド)やdrilled(ドリルド)とも呼ばれます。



デッドボールは英語にはまだ他の単語もあり、beanball(ビーンボール)とも言います。ただし、beanballはピッチャーがわざとバッターに当てた場合に使われ、たいていは直接頭に当てたことを意味します。



日本語の「ボールデッド」は、英語ではdead ball(デッドボール)になります。この言葉は、プレーが死ぬ、または、終わる、ということから来ています。間違いがちなのがdead-ball era(デッドボール エラ)で、dead-ball eraと言えば、アメリカの野球歴史のうち1900~1919年頃の時代を指します。この時期は、試合は点数が入らず、また、ホームランが少なかったことから、こう呼ばれるようになりました。


era(エラ)は時代って意味なので、「死んだ野球の時代」って感じですね。




日本語では、1人のバッターが1試合で何回も三振になることについて特に言い方は無いと思いますが、英語では三振の回数毎に特別な言い回しがあります。

3回:Hat Trick(ハット トリック)

4回:Golden Sombrero(ゴールデン ソンブレロ)

5回:Platinum Sombrero(プラチナム ソンブレロ)

6回:Titanium Sombrero(チタニウム ソンブレロ) Horn(ホーン) サム・ホーンが1991年に、延長戦の試合で初めて記録をしたことが由来。


ソンブレロはメキシコの帽子。 眠っているように見えるのでそのように言われているとの事。



【ゲンのベースボールイングリッシュ バックナンバー】

【LESSON 1】 本場アメリカの野球英語

【LESSON 2】 読んで納得の深ーイ用語

【LESSON 3】 なんちゃって野球英語

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【LESSON 6】 えっ、ノックって言わないの!?


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