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ゲンのベースボールイングリッシュ:【LESSON2】読んで納得の深ーイ用語



「へぇー、アメリカではそう言うんだぁ」と思わず感心の違った言い方や、由来が面白いものなど、前回に続きそんな用語を今回もピックアップしてみました。 それではいきましょう、読んで納得の深ーイ レッスン2、Let’s check it out !


 


2010年の夏は、東海大相模のピッチャー 一二三 慎太君のサイドスローへの転向の記事が各紙を賑わせました。そんなサイドスローの投手ですが、英語ではsidearm pitcher(サイドアーム ピッチャー)、または、sidearmer(サイドアーマー)と呼びます。 その他、sidewinders(サイドウィンダース)とも呼ばれることもあります。




日本語では、バッターにボールが当たった後にボールが死ぬことから、デッドボールと呼ばれるのかもしれませんが、英語ではhit by pitch(ヒット バイ ピッチ)略してHBP、もしくは、hits batsmen(ヒッツ バッツメン)略してHBと言います。 その他、plunked(プランクド)やdrilled(ドリルド)とも呼ばれます。



これは英語でも全く同じ。なので英語でも、「渡辺 俊介はsubmarine pitcher(サブマリンピッチャー)です」となります。


 


サウスポーのピッチャーのことは、left-handed pitchers(レフトハンディド ピッチャー)、または、lefties(レフティーズ)と呼びますが、日本と同じくsouthpaw pitchers(サウスポー ピッチャー)と言う場合もあります。 サウスポーの言葉の由来はピッチャーの腕に関係しています。というのも、昔のほとんどの球場は、バッターボックスに立つとバッターが東を向く作りになっていました。そうすると、左利きのピッチャーは南側から投げてくることとなり、南を意味するsouth(サウス)から、サウスポーと呼ばれるようになりました。そんなことからも、サウスポーは、「左手でパンチする」という意味にも使われたりします。


バッターやバックネット裏の高い値段の観客席の人が、日中の試合で眩しくないようにするために球場は東向きに作られたようです。



左バッターを1~2人打ち取るためだけに投入される左ピッチャーについて、日本語には特別な言い方が無いと思いますが、英語ではLOOGY(ルージー)、または、略さずにLefty One Out GuY(レフティー ワンナウト ガイ)と言います。


Lefty One Out GuY(レフティー ワンナウト ガイ)は、「ワンナウトをとる左利きのヤツ」って感じです。




ちなみに右ピッチャーは、左ピッチャーと同様にright-handed pitchers(ライトハンディド ピッチャー)とかrighties(ライティーズ)と呼ばれます。また、そんなにしょっちゅう使われはしないのですが、ROOGY(ロージー)やRighty One Out GuY(ライティ ワンナウト ガイ)、サウスポーの反対でnorthpaw(ノースポー)という言い方もあります。


 


フルカウントは、英語も単純にfull count(フル カウント)で、スコアボードのストライクの2つのランプとボールの3つのランプがいっぱいで“フル”であることから、フルカウントとなりました。 給料と似た意味で“お金が払われる”という意味のあるペイオフという言葉を使って、フルカウントをpayoff pitch(ペイオフ ピッチ)と呼ぶアナウンサーもいます。これは、最後の1球がストライクやアウトになるとピッチャーが、ボールやヒットになるとバッターがメリットを受けることから、お給料をもらうみたいに良いことがある1球という意味で、payoff pitch(ペイオフ ピッチ)と呼ばれます。


 


【ゲンのベースボールイングリッシュ バックナンバー】

【LESSON 1】 本場アメリカの野球英語

【LESSON 2】 読んで納得の深ーイ用語

【LESSON 3】 なんちゃって野球英語

【LESSON 4】 全く違う和製野球英語

【LESSON 5】 英語のようで英語じゃない不思議な野球英語。

【LESSON 6】 えっ、ノックって言わないの!?


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