ゲンのベースボールイングリッシュ:【LESSON5】不思議な野球英語
- WEBアルバイトスタッフ
- 2018年12月1日
- 読了時間: 3分


Gen Sueyoshi(ゲン・スエヨシ)さん
1976/12/20生まれ。『野球バカ』編集長
『野球バカ』URL:http://yakyubaka.com/
アメリカ、ニューヨーク州マンハッタン生まれ。 ボストンのIT関連企業で働いた後、26年間住んだアメリカを離れ、2003年に日本に来日。 現在は、フリーで翻訳やデザインなどをするかたわらで、幼いころから好きだったベースボールを、日本とアメリカそれぞれの野球(ベースボール)観を持ち合わせつつリトルリーグからプロまで幅広く独自に取材・収集した野球情報を海外向けに発信するサイト『野球バカ』を日々運営している。 このサイトは現地アメリカから日本の野球情報を収集できる英語サイトとして注目を集めている。

まだまだありますよ、英語のようで英語じゃない不思議な野球英語。 それではまいりましょう。違いが分かる男のレッスン5、Let’s check it out !


英語のフレーズでは逆でbases full(ベースィズ・フル)となりますが、bases loaded(ベースィズ・ローディド)と呼ばれる方が一般的です。 この他、bases juiced(ベースィズ・ジュースド)や、bases packed(ベースィズ・パックド)、bases jammed(ベースィズ・ジャムド)との言い方もあります。


juiced(ジュースド)というフレーズは、選手の噛みタバコを吐き出した汁〈ジュース〉でベースが覆われたことから、こう呼ばれるようになったようです。

噛みタバコの汁まみれということなんですね(苦笑)。おぇ~っ。 ちなみに、loaded(ローディド)は積むという意味なので、ベースに人が載っているイメージですね。同じくpacked(パックド)やjammed(ジャムド)には混んでいるような意味があります。


単語自体は間違っていません。しかし、rubber(ラバー)と呼ばれることの方が多いです。ピッチャーズプレートがラバーで出来ていることから、そのままrubber(ラバー)と呼ばれています。


ホームベースの後ろにあるバックネットは、打撃が観客に当たらないようにするためと、ボールがグラウンドから遠くに行き過ぎないようにするための2つの目的があります。英語ではバックネットをbackstop(バックストップ)と言いますが、この単語は、元々はキャッチャーを意味しており、バックネットの役目と同じという意味からネットがbackstop(バックストップ)と呼ばれるようになりました。


日本語のバックスクリーンは、バッターの視界に入るセンター後方の暗くしたエリアを指すことが一般的です。このエリアはバッター用に設けており、もしこのエリアが無ければバッターはピッチャーの手からのボールの軌道を追うことが難しく、特にインコースの球では危険であると考えられえています。ですので、英語では、このエリアのことを打者の目という意味で、batter’s eye(バッターズ・アイ)、または、batter’s eye screen(バッターズ・アイ・スクリーン)と言われています。
【ゲンのベースボールイングリッシュ バックナンバー】
【LESSON 1】 本場アメリカの野球英語
【LESSON 2】 読んで納得の深ーイ用語
【LESSON 3】 なんちゃって野球英語
【LESSON 4】 全く違う和製野球英語
【LESSON 5】 英語のようで英語じゃない不思議な野球英語。
【LESSON 6】 えっ、ノックって言わないの!?
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